「利尻島」ってどんなところ？

アイヌ語で「リィ・シリ（高い島）」という意味の利尻島は、周囲約58kmの北海道北部に位置するほぼ円形の離島です。
日本百名山に数えられ、利尻の象徴でもある「利尻山（利尻富士）」が島の中央に位置し、沿岸部のどこにいてもその雄大な姿を見ることができます。見る位置によってさまざまに表情を変える利尻富士は、離島の山としては破格の標高（1,721m）があり、登山愛好者にも親しまれています。
また、一年を通じて涼しい気候であるため、独特な動植物の生態環境があり、標高が低い場所でも高山植物を見ることができます。

利尻の観光名所・景勝地

利尻島でもっともポピュラーな観光といえば、自然・景観を楽しむことでしょう。島のどこにいても美しい利尻富士が見え、島全体が景勝地と言えます。

当ホテルは利尻島の西側の沓形岬に位置し、近くには見返台園地（展望台）や森林公園（キャンプ場）があります。岬の先端からは利尻島の隣の島「礼文島」が見え、沓形岬公園から眺める日本海に沈む夕日と夕日に染まった利尻富士は、息をのむほどの絶景です。

島内の有名な観光スポットとしては、姫沼、オタトマリ沼などの湖・沼は大変人気があります。
姫沼は、原生林に囲まれた一周1kmほどの沼で、条件が良ければ湖面に利尻富士が映りこみ、逆さ富士が見られます。沼周辺を散策できる木道があり、水辺に集まる鳥たちをバードウォッチングして楽しむこともできます。
オタトマリ沼は、周囲に散策路が整備され、季節ごとに草花を楽しむことができます。湖畔の売店も充実しており、店内で利尻名産を食べたり、おみやげ品を買うことができます。
オタトマリ沼にほど近い沼浦展望台は、別名「白い恋人の丘」と言われ、北海道の銘菓「白い恋人」のパッケージに描かれている山の景色はこの展望台付近からの眺望だと言われています。

利尻島の南部には、海に面した仙法志御崎公園があり、利尻山が噴火した時の海に流れ込んでできたゴツゴツとした岩が多数存在し、独特の風景が楽しめます。公園では磯を観察でき、透明度の高いリシリの海からは昆布やウニなどを見つけることもできます。

空港付近はなだらかに開けており、利尻島北端の富士野園地はエゾカンゾウの大群落地となっており、６月下旬から７月中旬にかけて旅行者の目を楽しませてくれます。